米国の音楽サイトConsequence of Soundが「2015年の年間ベスト・アルバム TOP50」を発表!

 米国の音楽サイトConsequence of Soundが「2015年の年間ベスト・アルバム TOP50」を発表したようだ。アルバム毎の詳しいレビューは下記リンクにて見ることができる。

http://consequenceofsound.net/2015/12/top-50-albums-of-2015/

いきなりランクを発表しちゃうのもどうにも気がひけるがとりあえず見てみよう。

”1. Kendrick Lamar – To Pimp a Butterfly

2. Sufjan Stevens – Carrie & Lowell

3. Grimes – Art Angels

4. Oneohtrix Point Never – Garden of Delete

5. Tame Impala – Currents

6. Jamie xx – In Colour

7. D’Angelo & The Vanguard – Black Messiah

8. Sleater-Kinney – No Cities To Love

9. Titus Andronicus – The Most Lamentable Tragedy

10. Vince Staples – Summertime ’06

11. Father John Misty – I Love You, Honeybear

12. Torres – Sprinter

13. Protomartyr – The Agent Intellect

14. Circuit Des Yeux – In Plain Speech

15. Dan Deacon – Gliss Riffer

16. Björk – Vulnicura

17. Windhand – Grief’s Infernal Flower

18. The Districts – A Flourish And A Spoil

19. Natalie Prass – Natalie Prass

20. Lady Lamb – After

21. Deafheaven – New Bermuda

22. Disasterpeace – It Follows

23. Tobias Jesso Jr. – Goon

24. Carly Rae Jepsen – E•MO•TION

25. New Order – Music Complete

26. Donnie Trumpet & The Social Experiment – Surf

27. Braids – Deep In The Iris

28. Drake – If You’re Reading This It’s Too Late

29. Holly Herndon – Platform

30. Wilco – Star Wars

31. Bell Witch – Four Phantoms

32. Unknown Mortal Orchestra – Multi-Love

33. Sun Kil Moon – Universal Themes

34. Arca – Mutant

35. Deerhunter – Fading Frontier

36. Alabama Shakes – Sound & Color

37. Ratatat – Magnifique

38. Kurt Vile – b’lieve I’m going down…

39. Courtney Barnett – Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sit

40. Future – Dirty Sprite 2

41. Florence and the Machine – How Big, How Blue, How Beautiful

42. Bully – Feels Like

43. Prurient – Frozen Niagara Falls

44. Hop Along – Painted Shut

45. ASAP Rocky – At. Long. Last. ASAP

46. FIDLAR – Too

47. Majical Cloudz – Are You Alone?

48. Angel Haze – Back to the Woods

49. White Reaper – Does it Again

50. Joanna Newsom – Divers”

以上がtop50となっている。

 やはりというべきか、今年のトップに輝いたのは

ケンドリック・ラマーの『To Pimp a Butterfly』

であった。Terrace Martin、Pharrell Williams、Flying Lotus、Robert Glasper、Thundercat、Kamasi Washington、George Clinton、Snoop Dogg、Bilal(ビラル)、Anna Wise、Lalah Hathawayなどの超豪華なゲスト陣の参加、そして活躍も話題となったがそれ以上にこの作品が評価された要因は間違いなくその歌詞にあると言っていい。

 Sound Of Sequencesに記された通り、

今年のミュージックシーンは真実を伝えることに飢えた飢えた者が活躍した年

であり、その象徴とも言うべきアルバムが今作である。

”時期的に、アメリカの白人警官による黒人少年殺害などの内容かと思いきや、それだけではなく、黒人差別や社会が本質的に孕む問題や、 Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の出身地コンプトンが孕む問題、自身の葛藤や内省など、かなり重い内容です。

アルバムを通して聴くと、しばしば曲間に“詩”が挟まれており、アルバムが進むにつれて“詩”の内容が増えていく事に気づくと思います。そして最後の“Motal Man”のラストで“詩”が完成する仕掛けとなっています。

その“詩”の朗読が終わった後、 故2pac(2パック)との疑似インタビュー、その後さらにもうひとつ“詩”を読んだところでアルバムが終わります。

最後の“詩”こそがこのアルバムを通して伝えたかった事でしょう。

重い内容ですが、最後の“詩”は、負の連鎖に苦しんでいる黒人への強い希望のメッセージを感じます。

こんなにもアルバム単位で聴く事の重要性を感じたアルバムはありません。

僕は発売前から予約していたので輸入版しか持ってませんが、この作品は是非とも日本語訳のついた国内版を買うべきだと思います!"

http://kochi-session.com/archives/1038859196.html より引用

 などとレビューされているように、一曲一曲が積み重なって言葉が圧と重みを獲得していき、表層的な事件などへの提言などに留まらず社会の暗部に鋭い明察を切り込ませたケンドリック・ラマーのその手腕は実に見事であった。

 7位にランクインしているディアンジェロの新作とも似通った部分のあるアルバムアートワーク、そして内容であったことも話題を獲得した一因であった。

 総評としては今やはりブラック・ミュージックがアメリカでは今一度見直されつつあり、商業主義とは切り離されたリアリティのあるブラック・ミュージックをアーティスト側が作ることを熱望しており、そしてリスナーもそれを求めている、ということが伺えるようなランキングとなっているということだ。来年以降音楽シーンがどうなっていくのか、期待が高まるばかりである。

Kendrick Lamar-i ( To Pimp a Butterfly内の一曲)

ちょっとニッチなエンタメ情報。王道でもメインストリームでもないけど気になる情報をチェックしよう! ブラックミュージックの深いところ関してはこちらでも解説 http://playatuner.com/
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