そうやっていたのか...!みうらじゅん著 "「ない仕事」のつくりかた"

「マイブーム」「ゆるきゃら」「見仏」...数々の新しいジャンルを作りだし、世にブームを起こしてきたみうらじゅんさんの最新著作です。

この本ではみうらさんの仕事、ご本人の言葉を借りると「ジャンルとして成立していないものや大きな分類はあるけれどまだ区分けされていないものに目をつけて、ひとひねりして新しい名前をつけて、いろいろ仕掛けて、世の中に届けること」。

これについて、1から100まで語られています。

まず、この本を読んで驚いたのが、みうらさんが仕掛けてきたものの多くは、最初はご本人も大して好きではなかったということ。

てっきり、好きで好きで仕方なくて、それを世の中に発表しているのかと思っていました。

気になるものを見つけたら、まずは徹底的に集めて、「これだけ面白いものが、流行らないわけがない」と自分を洗脳していくそうです。

次にそれを世の中に発表していくわけですが、みうらさんは常に自分から企画を持ち込むそうです。

その時に重要なのが「接待」。

何かをみつけ、ネーミングし、世の中に出す所まで全部自分だけでやるみうらさんは、自称「一人電通」。

「一人電通」なので接待も当然やるわけです。

その時に、「無礼講と言われても、目上の人には敬語を崩さない」「自分のことばかりしゃべりすぎない」といったことを注意点としてあげており、破天荒かと思っていたみうらさんが実はとても常識を重んずることを知りました。

企画を持ち込むにあたって、最初は怒られることもしばしばあるそうです。「ゆるキャラ」の場合は、初期の頃は自治体に連絡をしても「うちのキャラはゆるくない!」と言われたり...。

ほとんど毎回、最初は怒られているのに、それにめげないところがすごいです。「自分への洗脳」が効いています。

こんなかんじで、「ゆるキャラ」「いやげもの」「見仏記」「らくがお」などこれまでの実際のお仕事を例に挙げながら、みうらさんの仕事の秘密を知ることができます。

笑えるし、仕事をする上での参考にもなりました。

みうらさんは、面白おかしくやっているだけでなく、見えない努力と、卓越したネーミングセンス、発想力、常識力で成功をしたのですね。

みうらじゅんファンでなくとも、ビジネス書を読むのが好きな人なんかにもオススメの大変面白い本ですよ!

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