三島由紀夫「沈める滝」

虚無的な主人公の男は、愛を信じられずに一夜のアバンチュールを繰り返している。 そこで出会ったのが不感症の女。 お互いがお互いの欠けているもの、すなわち愛を意識し、2人なら愛することができるのではないかと考える。 そのためには、会わずに愛を育てる。 男はダム設計士として、冬の雪山に立てこもる。 春になって、男は女と再会する。 2人はお互いに本当の愛を確認する。 ところが、男が女を愛する理由として 「女が不感症だったから」というのを聞いてしまった女は自分の愛が否定されたと思い川に身を投げ自殺。 残された男は、ダム造り以外に情熱を燃やせなくなる。そしてダムは完成し、2人の愛の象徴だった小さな滝も、ダムの底に沈む。 二度と見ることはできない。 つまり彼は二度と人を愛することができなくなったという悲しいお話。 よく言われる様に 三島作品は構成力が素晴らしい。 キレイな数式の様です。

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